ソウル・明洞(ミョンドン)通りの衣類売場ショーウインドウに春服が陳列されている(c)news1
ソウル・明洞(ミョンドン)通りの衣類売場ショーウインドウに春服が陳列されている(c)news1

【02月02日 KOREA WAVE】韓国のファッション・ビューティー業界が日本をターゲットに事業拡張を急いでいる。新型コロナウイルス感染拡散の封鎖措置で中国の消費心理が鈍化したため、新たな激戦地として日本が浮上したのだ。

ムシンサのハン・ムンイル代表はこの1カ月間、日本に出張し、パートナー会社の確保に力を入れた。ハン代表は日本のメディアとのインタビューで「日本では韓国と違ってオフライン売り場を増やし、現地市場の雰囲気に合わせた戦略を推進する」と明らかにした。オンラインよりオフラインが強いという日本市場の特殊性が反映されたのだ。

ムシンサは2021年1月、ムシンサジャパンを設立した。ムシンサジャパンを通じて日本市場を積極的に攻略する計画だ。今年、常設店舗の開店とともにポップアップストアも拡大し、早ければ年内に日本の物流拠点も設ける予定だ。

アスレジャーブランド「ゼクシィミックス」は2019年10月、日本現地法人を設立し、本格的な運営に入った。2020年8月から入店している日本の「楽天」ではヨガ・ピラティスカテゴリーに依然としてゼクシィミックス製品が2個以上、上位圏に上がっている。

ゼクシィミックスは今年も昨年のように自社モールの運営と同時にポップアップストアを開き、日本の顧客とのコミュニケーションを続ける予定だ。

化粧品研究・開発・生産(ODM)企業コスマックスも日本法人設立1年目にして市場攻略を本格化する。日本の化粧品市場は、自国ブランドの消費力が高く、参入障壁が高いという点で、コスマックスの日本進出は意義がある。

現在、日本ではポイントメイク用品を中心に合理的な価格で優れた品質を見せるK-ビューティー製品がいわゆる「プチプライス」として人気を集めている。2021年基準で韓国の対日本化粧品輸出額が初めて1兆ウォンを突破した。韓国貿易協会によると、昨年上半期には韓国がフランスを抜いて日本化粧品輸入国1位に躍り出た。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News