【1月31日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は30日、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援として米国製のF16戦闘機を供与することはないと述べた。

 バイデン氏はホワイトハウス(White House)で、ウクライナの指導者らが求めているF16を提供するかとの記者団の問いに対し、「ノー」と答えた。

 西側諸国は、北大西洋条約機構(NATO)軍標準の主力戦車の対ウクライナ供与問題をめぐって立場が二分していたが、今月ようやく提供することでまとまった。

 ウクライナとしては、西側からさらにF16が提供されれば、旧式の空軍力も強化できると期待しているが、西側諸国の間では議論が続いている。

 一方バイデン氏は、ロシアのウクライナ侵攻開始から1年となる2月24日を控え、日程は未定としながらも「ポーランドへ行くつもりだ」と語った。ウクライナの隣国ポーランドは、東欧における米国の主要な同盟国としてウクライナ支援の中心的な役割を果たしている。(c)AFP