【1月30日 AFP】男子テニスのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は29日、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)のシングルス決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れ優勝を逃したものの、自身のこれからが楽しみだと話し、今大会の戦いぶりから自信をつかんだことをうかがわせた。

 大会第3シードのチチパスは、ギリシャ選手初となる四大大会(グランドスラム)制覇を狙ったが、ジョコビッチに3-6、6-7(4-7)、6-7(5-7)で敗れ、優勝には届かなかった。

 それでもチチパスは、シーズン開幕から10連勝で自身2回目のグランドスラム決勝へたどり着いた快挙を誇らしく思うと話し、「もちろんきょうの状況を考えれば、もっと改善し、さらによくできる部分はあるが、それでもきょうの負けに影響される理由は何一つないと思う」とコメントした。

「一歩前進だ。今シーズン、もっとたくさんのポイントを稼ぎ、もっと大きな結果を残し、より大きなトロフィーを争えることを楽しみにしている」

「自分のテニス全体の構造に、もう少し付け加えるべき部分がある。その道を歩んでいくことに、これ以上ないほどわくわくしている」

 以前から、今年は今まで以上に成熟したと話しているチチパスは、30日に更新される世界ランキングで3位に浮上することが決まっている。(c)AFP