【1月28日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン、Kim Yo Jong)同党副部長は27日夜、米国がウクライナへの戦車供与を決めたことについて、「ロシアを滅ぼす代理戦争を拡大している」と非難した。

 与正氏は談話で、米国はウクライナへの主力戦車の供与で「越えてはならない一線をさらに越えた」と糾弾し、「背後には、ロシアを滅ぼすための代理戦争を拡大して覇権を握ろうとする米国の邪悪な意図が潜んでいる」と主張。米国を「大犯罪国家」と非難し、「(北朝鮮は)常にロシアの兵士と人民と同じ塹壕(ざんごう)に立つ」と述べた。

 さらに「米国さえ存在しなければ、世界はもっと輝かしく、安全で平穏なものになっていただろう」と続けた。(c)AFP