【1月27日 CGTN Japanese】国連は25日「世界経済状況・予測」2023年報告書を発表し、2023年の世界経済の成長率が2022年の約3%から1.9%に低下する見通しを示すとともに、中国経済が地域経済の成長をけん引すると予測しました。

 報告書は2023年の中国の経済成長率は加速するという見通しを示しました。感染症対策の見直しや金融緩和によって、中国国内の消費需要も高まり、経済成長率は4.8%に達するとしています。

 中国の経済成長は東アジアの国々にも非常に重要な影響を与えており、中国経済の回復が地域全体の成長を支えると予想しています。

 また、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)やウクライナ危機、高インフレなどの要因により、2022年の世界経済は一連の打撃を受けましたが、23年もそれらの影響が長引き、世界経済の成長率は22年の推定3%から1.9%に低下する見通しを示しました。また、中国以外の2023年の経済成長率に関しては、欧州連合(EU)が0.2%、米国が0.4%、日本が1.5%それぞれ増えると見込んでいます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News