【1月24日 AFP】仏南東部リヨン(Lyon)郊外で22、23の両日、「美食のW杯」とも言われる「ボキューズ・ドール国際料理コンクール(Bocuse d'Or)」が開催され、デンマーク代表が優勝した。デンマークの優勝は3度目。

 2位はノルウェー、3位はハンガリーだった。これまで7回の優勝経験がある主催国フランスは、5位だった。北欧の参加チームは1991年以降、3位以内に常に入っている。

 デンマーク代表チームを率いたシェフ、ブライアン・マルク・ハンセン(Brian Mark Hansen)氏(41)は、「この日を20年間、夢見てきた」と語った。ハンセン氏は、コペンハーゲンにあるミシュラン(Michelin)の星を獲得したレストランのシェフを務めている。

 国内予選と大陸予選を勝ち抜いた24か国が、フランス本戦に出場した。

 デンマーク料理は、肉とジャガイモを使いボリュームがあることで知られている。しかし近年、ミシュランの星を獲得したり、世界的な賞を受賞したりして、料理界に旋風を巻き起こしている。

 2年ごとに開催されるボキューズ・ドールは、世界的な著名仏シェフ、ポール・ボキューズ(Paul Bocuse)氏が1983年に創設した。(c)AFP/Marine LAOUCHEZ