【1月24日 AFP】ラトビア外務省は23日、ロシアの駐ラトビア大使に国外退去を求めたことを明らかにした。同じバルト3国に属するエストニアも数時間前、同様の措置を発表した。

 ラトビア外務省はロシア大使に対し、「24日までに退去を求める」とし、「代理大使(を相互に置く)レベルに外交関係を引き下げる」決定を通告した。それに伴い、自国の駐ロシア大使も帰国させる。

 理由として、昨年2月以降のウクライナ侵攻と、エストニア、リトアニア両国への連帯を挙げている。

 これに先立ち、エストニア外務省は自国の大使がロシアから2月7日までに出国するよう求められた報復として、ロシア大使に同日までの国外退去を求めた。ロシア側は、エストニアが同国駐在のロシア大使館職員の大幅削減を求めた対抗措置として、外交関係の引き下げを発表していた。

 リトアニアも、ウクライナのブチャ(Bucha)でロシア軍による残虐行為が明らかになったのを受け、昨年4月にロシアとの外交関係を引き下げている。(c)AFP