【1月23日 AFP】22-23イタリア・セリエAは22日、第19節の試合が行われ、移籍に関する不正で勝ち点15を剥奪されたユベントス(Juventus)は3-3でアタランタ(Atalanta)との打ち合いに引き分け、処分後初の試合を終えた。

 処分により、勝ち点23の9位に転落したユベントスは、この日は2度先行されながらも闘志を見せ、最後はダニーロ(Danilo Luiz da Silva)の後半のゴールで1ポイントをもぎ取った。

 ユベントスは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)出場圏内から14ポイント離されており、昨シーズンに2億4000万ユーロ(約338億円)近い赤字を記録し、さらに複数の団体から財務活動を調査されている中で厳しい状況に置かれている。

 チームを率いるマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は「チャンピオンズリーグに出るには71ポイントが必要になると思う。われわれは現実の状況を見つめなくてはならない」とコメントした。

 一方、ASローマ(AS Roma)はスペツィア(Spezia)を2-0で下し、チャンピオンズリーグ出場圏内の暫定4位に浮上した。

 ローマは3位インテル(Inter Milan)と勝ち点で並び、2位ACミラン(AC Milan)とは1ポイント差となっている。インテルは23日にエンポリ(Empoli)と、ミランは24日にラツィオ(SS Lazio)と対戦。ラツィオは勝利すればローマを上回って4位以内に浮上する。(c)AFP/Terry DALEY