【1月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)は20日、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)からベルギー代表のFWレアンドロ・トロサール(Leandro Trossard)を獲得したと発表した。契約期間は「長期」で、移籍金は2700万ポンド(約43億2000万円)と伝えられている。

 2位と勝ち点5差の首位に立つアーセナルは、2003-04シーズン以来のリーグ制覇を目指す中で攻撃オプションの補強に成功。チームを率いるミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督も「すぐにインパクト」をもたらしてくれるだろうと期待を寄せ、早ければホームで行われる22日のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦でデビューするとみられる。

 アルテタ監督は会見で「とても賢い選手だ。ここ数年間やってきたことを見れば、彼がチームのプレースタイルに適しているのが分かる」と述べ、獲得を喜んだ。

「彼はこのリーグを知っている。経験値も十分であり、チームにすぐにインパクトをもたらしてくれるはずだ」

 28歳のトロサールは先日、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ(Roberto De Zerbi)監督と対立した後、代理人を通じて移籍の希望を伝え、同クラブとの4年間は後味の悪い終わりを迎えた。

 今月上旬に行われたミドルスブラ(Middlesbrough FC)とのFAカップ(FA Cup 2022-23)3回戦で先発起用しないことを伝えた際、トロサールが無断で練習を去ったため、前週末のリバプール(Liverpool FC)戦のメンバーから外したと説明していたデ・ゼルビ監督は、「最後は残念だったが、レアンドロの今後の健闘を祈っている」と述べた。(c)AFP