EU、ロシア外相非難 西側とヒトラー同一視発言で
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【1月20日 AFP】欧州連合(EU)の外相に当たるジョセップ・ボレル(Josep Borrell)外交安全保障上級代表はは20日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相が西側諸国の対ロシア政策をナチス・ドイツ(Nazi)のユダヤ人絶滅計画「最終的解決」になぞらえたことを強く非難した。
ラブロフ氏は18日の年頭記者会見で「(フランス皇帝)ナポレオン(・ボナパルト、Napoleon Bonaparte)がロシア帝国に対して事実上、全欧州を動員したように、(ナチス・ドイツ総統アドルフ・)ヒトラー(Adolf Hitler)が欧州諸国の大半を動員・制圧してソ連に対抗させたように、今度は米国が連合を組んでいる」と述べた。
さらに、西側諸国はウクライナを使ってロシアに「代理戦争」を仕掛けているとした上で、「目標は、『ロシア問題』の最終的解決だ。ヒトラーがユダヤ人問題を最終的解決を試みたのと同じだ」と続けた。
これに対しボレル氏は「『西側』がロシア問題の『最終的解決』を図っているとするラブロフ外相の最近の発言はまったくの見当違いであり、ホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大虐殺)で組織的に殺害された600万のユダヤ人らの記憶を踏みにじるものだ」と反論。
ウクライナの領土と国民を不当な侵略から守るための国際支援をナチス・ドイツの犯罪と比較するなどあり得ず、「ロシアは隣の主権国家ウクライナに侵攻し、国家と国民を壊滅させることを目的に毎日のように民間人を標的とし、殺害している」と非難した。(c)AFP
