【1月20日 CNS】中国で一般向け粉ミルクの需要が伸びている。春節(旧正月、Lunar New Year、今年は1月22日)が近づき、故郷へ帰る人たちが贈答品用に購入しているとみられる。

 元旦連休(昨年12月31日~1月2日)の期間、乳児用粉ミルクの売れ行きは通常だったのに対し、一般向け粉ミルクは好調だった。スーパーマーケットでは一般向け粉ミルクの陳列棚を広く取るようになっている。一部のベビー用品店でも一般向け粉ミルクの販売を始めている。

 厳格な新型コロナウイルス対策が緩和され、今年の春節は久しぶりに通常の帰省をする市民が大幅に増える見込みだ。乳業分野のアナリストの宋亮(Song Liang)氏は「多くの市民は現在、自分たちの免疫力を高めることを重視しているので、春節に親戚や友人を訪ねる際の贈答品に粉ミルクが好まれている」と推測している。(c)CNS/JCM/AFPBB News