【1月17日 AFP】中国国家統計局(National Bureau of Statistics)は17日、2022年末の総人口が前年比で85万人減少し14億1175万人となったと発表した。中国の人口が減少したのは、61年ぶり。

 中国では少子化が進み労働力が高齢化したことで経済成長に歯止めがかかり、財政が圧迫されると指摘されている。

 前回は、毛沢東(Mao Zedong)の大躍進政策(Great Leap Forward)の失敗で近代史上最悪の飢饉(ききん)に見舞われた1960年と61年に人口が減少した。

 政府は2016年、「一人っ子政策」を緩和。21年には子どもを3人までもうけることを認めたが、出生率の大幅上昇にはつながっていない。(c)AFP