【1月16日 AFP】サッカースペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2023)は15日、サウジアラビア・リヤドで決勝が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)が3-1でレアル・マドリード(Real Madrid)に完勝し、シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督就任後の初タイトルを手に入れた。

 バルセロナは18歳のガビ(Pablo Martin Paez Gavira 'Gavi')が自らゴールを決めると、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)とペドリ(Pedro Gonzalez Lopez 'Pedri’)の得点もお膳立てしてチームをけん引。因縁のライバルに対して、ここ数年のベストゲームの一つという内容を見せた。

 選手としてバルセロナで大きな成功を収めたシャビ監督は、2021年11月に指揮官としてクラブに帰還すると、昨夏の大型補強を経て今回の快勝を収め、自身のプロジェクトが正しい方向へ向かっていることを示した。

 一方のレアルは、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が終了間際に一矢報いるゴールを決めたが、W杯カタール大会(2022 World Cup)による中断明け以降はベストの状態からほど遠く、前週末の時点でリーグでも首位バルセロナと勝ち点3差の2位となっている。

 レアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督がカップ戦決勝で敗れるのは、2014年以降ではこれが初めてとなる。昨季優勝したレアルからタイトルを奪ったバルセロナは、スーパーカップの優勝回数を最多となる14回に伸ばした。(c)AFP