【1月15日 AFP】22-23スペイン1部リーグは14日、第17節の試合が行われ、久保建英(Takefusa Kubo)も得点したレアル・ソシエダ(Real Sociedad)は3-1でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)とのバスクダービーに完勝し、3位をしっかりキープした。

 ソシエダは25分、アレクサンダー・ソーロート(Alexander Sorloth)のリーグ4戦連発となるゴールで先制すると、見事な連携から2点目を決めた。ベテラン司令塔ダビド・シルバ(David Silva)のボール奪取から、パスを受けた久保は股抜きで相手DFをかわし、守護神ウナイ・シモン(Unai Simon)の守るゴールを、自信を持って破ってリードを広げた。

 ビルバオもその3分後、オイアン・サンセト(Oihan Sancet)の巧みなシュートで1点を返して試合に踏みとどまったが、迎えた後半に久保がペナルティーエリア内でイェライ・アルバレス(Yeray Alvarez)に倒されてPKを獲得し、さらにアルバレスを退場に追い込んだ。

 ビルバオは激しく抗議したが判定は変わらず、ソシエダはミケル・オヤルサバル(Mikel Oyarzabal)がこのPKを冷静に成功させた。昨年12月末に大けがから戻ったオヤルサバルは、これが復帰後初ゴールとなった。

 2013-14シーズン以来となる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場を狙うソシエダは、ホームでライバルを下し、15日にレアル・マドリード(Real Madrid)とのスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2023)決勝を戦う首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差を6に縮めた。

 さらに、上位2チームよりも消化が1試合多い状況ではあるが、2位レアルとの勝ち点差は3ポイントになっている。(c)AFP/Rik Sharma