【1月14日 AFP】ロシア国防省は13日、ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州ソレダル(Soledar)を制圧したと発表した。苦戦が続くロシア軍が勝利を主張したのは数か月ぶり。ただし、ウクライナ側は制圧を否定し、今も激戦が続いていると主張している。

 ロシア国防省は、前日夜にソレダルの「解放を完了した」と説明。作戦にはさまざまな部隊が参加したと強調し、ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の部隊を「勇敢で献身的」と称賛した。ワグネルは男性受刑者を戦闘員に採用するなどして物議を醸しており、ロシア政府が功績を認めるのは異例。

 一方、ウクライナ軍報道官はテレビ放送で「ソレダルでは激戦が続いている」とし、ロシア側の発表を否定した。(c)AFP