【1月13日 AFP】米国家情報長官室(DNI)は12日に年次報告書を公表し、「未確認飛行物体(UFO)」目撃情報の多くはドローンや気球と判明したが、依然数百件が未解明のままだと明らかにした。

 2022年8月時点で、米海軍や空軍からの目撃報告は計510件に上る。

 2021年3月以降に報告された新たな目撃情報366件のうち、200件近くは気球、ドローン、鳥、気象現象、ビニール袋などだった。一方、残りは解明できていない。

 米国防総省や米航空宇宙局(NASA)などは未解明な目撃情報について、異星人の宇宙船ではなく、敵対国の未知の偵察兵器ではないかと懸念し、調査を進めている。

 報告書によると、未解明な報告の多くは、気象現象、センサーの不具合、分析の誤りの可能性がある。(c)AFP