【1月13日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は12日、自宅から新たな機密文書が見つかったと発表した。機密文書は同氏の個人事務所でも見つかったばかり。メリック・ガーランド(Merrick Garland)司法長官は、この問題を捜査する特別検察官の任命を発表した。

 バイデン氏の代理人弁護士によると、機密文書は同氏の副大統領時代のもので、同氏が頻繁に週末を過ごすデラウェア州ウィルミントン(Wilmington)の自宅ガレージにある収納スペースで見つかった。

 バイデン氏は記者会見で、見つかった機密文書は「少数」だと説明。司法省の捜査に全面的に協力していると語った。

 ガーランド長官は、バイデン氏が機密文書の扱いで法律に違反したかどうかを調べる特別検察官として、元検察官のロバート・ハー(Robert Hur)氏を任命すると表明した。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領も、フロリダ州の邸宅に数百件の機密文書を持ち出した上、政府による回収の試みを妨害した疑いが持たれており、別の特別検察官が捜査している。(c)AFP