仏サッカー連盟会長が退任 ジダン氏への発言などが物議
発信地:パリ/フランス
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【1月12日 AFP】フランスサッカー連盟(FFF)は11日、ノエル・ル・グラエ(Noel Le Graet)会長(81)が退任すると発表した。パリで行われた緊急会合で決定した。フィリップ・ディアロ(Philippe Diallo)副会長が代行を務める。
連盟はコメントで「ノエル・ル・グラエは本日パリで開かれたFFFの理事会と合意し、スポーツ省が行った監査が完了するまでの間、職を離れることを決断した」と説明した。
ル・グラエ氏をめぐっては、代表監督就任への関心が伝えられた元同国代表のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏に対する発言や、連盟内での不適切行為疑惑が物議を醸していた。
ル・グラエ氏は8日、国内ラジオ局RMCのインタビューで、仮にジダン氏からディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督の後任として就任したいとの連絡があったとしても「電話を取りもしないだろう」と発言。後に「拙い発言」だったと謝罪していた。
この発言の前には、FFFのスタッフから不適切行為の訴えを受け、公聴会に呼ばれていた。ル・グラエ氏は疑惑を否定しているが、連盟のメンバーはル・グラエ氏の地位は維持できなくなったと判断した。(c)AFP