【1月10日 CGTN Japanese】中国国家外貨管理局が7日に発表したデータによると、2022年12月末時点の中国の外貨準備高は前月末から102億ドル増の3兆1277億ドルで、増加幅は0.33%でした。一方、2022年通年を振り返ると、外貨準備高は一貫して3兆ドル以上を維持し、第4四半期は3カ月連続で増加しました。

 2022年12月に外貨準備高が増加した理由について、国家外貨管理局外貨研究センターの丁志傑(Ding Zhijie)主任は、「2022年12月は、主要経済体の金融政策と予想、世界のマクロ経済データなどの要素の影響を受け、ドル指数が反落し、世界の債券と株価全体が下落した。また、為替換算や資産価格の変化などの要因による総合的な働きかけを受けて、外貨準備高が増加した」と述べました。

 丁主任は2023年を展望し、「先を見れば、世界経済の成長エネルギーは弱まり、国際金融市場のボラティリティーは大きい。中国経済の強靱(きょうじん)性、長期的に好転するファンダメンタルズは変わっておらず、外貨準備の規模が全体的な安定を維持するのに有利だ」と指摘しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News