【1月10日 AFP】サッカーフランス代表GKで主将のウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)が9日、代表引退を表明した。

 36歳のロリスは仏スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)のインタビューで、「代表でのキャリアに終止符を打つ決断をした。すべてを出し切ったという思いがある」と述べ、「欧州選手権(UEFA Euro 2024)予選が始まる2か月半前の今、これを発表するのが重要だと思う」と続けた。

 2008年11月のウルグアイとの親善試合で代表デビューを飾ったロリスは、準優勝を果たしたW杯カタール大会(2022 World Cup)で同国代表の歴代最多出場記録を更新した。

 これまでリリアン・テュラム(Lilian Thuram)が持っていた142試合の最多出場記録を塗り替えたロリスは、アルゼンチンにPK戦の末に敗れたW杯決勝でその数字を145試合にまで伸ばした。

 ロリスはまた、「W杯が終わってから本当に考えていたが、多分6か月前から心の奥底にあったものが大会中に大きくなって、この決断に至った」と明かしている。

 フランス・リーグ1のニース(OGC Nice)とオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)でプレーし、現在はイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)所属するロリスは、2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)で主将として母国の優勝に貢献。合計7度の主要国際大会出場を誇っている。(c)AFP