【1月10日 AFP】英国で10日、数か月にわたって話題の的となってきたヘンリー王子(Prince Harry)の自伝「スペア(Spare、原題)」が正式に発売された。

 一部の書店は午前0時に販売を開始。16の言語の版とオーディオブックが発売されるが、発売日に先立ちスペインで誤って同国語版が店頭に並んだため、その内容はすでに明らかになっている。

 王子は、妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)をめぐって兄のウィリアム皇太子(Prince William)と口論した際に「襲われた」とする主張や初体験、薬物摂取などについて赤裸々につづっている。アフガニスタン従軍時にイスラム主義組織タリバン(Taliban)の戦闘員25人を殺害したとの記述もあり、タリバン幹部の反発を招いている。

 英メディアは内容を詳細に報じており、特に兄・ウィリアム皇太子と父・チャールズ国王(King Charles III)は、他にも「危険な暴露」があるのではと神経をとがらせているとみられる。(c)AFP