全豪OP欠場の大坂なおみ、高まるキャリア終了への懸念
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■ビジネスへの関心
ロゼンバーグ氏によれば、大坂は「いろいろなことを計算し直している」ところで、その結果、プロテニス選手を続けるのに必要な犠牲を払う覚悟はもうないという判断を下すかもしれないという。
「今はテニスに打ち込みたいかという部分で、つじつまが合っていない」というロゼンバーグ氏は、「自分が求める水準を維持しながら、選手としてフルタイムで活動するのがどれだけ大変で、すべてを注ぎ込まなければならないかを、彼女は分かっている」と話し、「すでに多くを勝ち取ったから、トップ20に戻るだけではもう満足できない」と続けた。
昨年3月には、絶対的な世界1位だったアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)が25歳で電撃的な引退を表明したが、その理由についてバーティは「肉体的な消耗」を挙げ、現役続行への意欲がもう残っていないと説明している。
大坂はすでに、テニス以外のさまざまなことにも関心を示している。マネジメント会社を立ち上げてジャバーとニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)をクライアントに抱え、米国で急成長しているテニスに似たスポーツ「ピックルボール」に投資し、スポンサー収入も莫大(ばくだい)な額に上る。ホームページでは自身をテニス選手というだけでなく、「ファッションオタク」や「起業家」、「社会変化の支持者」とも表現している。
米経済誌フォーブス(Forbes)の長者番付では、2022年も女子スポーツ選手1位に輝き、テニスでの不振が続く中で収入は5110万ドル(約67億円)に達すると伝えられている。
ロゼンバーグ氏は、大坂にはプロ選手としての継続的な活動を促すスポンサーからの大きなプレッシャーがあるかもしれないが、その中で現在そうしていないのは「自分で決めた」ことの証明だと考えている。そして「理由はどうあれ、選手はほとんどの場合、プレーを続けようとして道を誤る」と指摘し、「だから彼女が休止したのは、状況をしっかりコントロールできていることを示していると思う」と話した。
本人が望むなら、大坂には復帰のための時間が十分残されていると信じるロゼンバーク氏。「もし彼女が引き返してツアーに戻りたいと望むなら、道はまだ前に続いている」としつつ、「だが休みが長くなるほど、簡単ではなくなる。離れている時間が延びるほど、簡単ではなくなっていく」と警告もした。(c)AFP/Andrew MCKIRDY
