【1月8日 AFP】7日に行われたサッカーフランス杯(French Cup 2022-23)の試合で、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)のコートジボワール代表DFエリック・バイリー(Eric Bailly)が相手を病院送りにする危険な足裏タックルを浴びせ、退場処分を受けた。

 アマチュアチームである4部イエール(Hyeres FC)との試合で、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)から期限付きで加入しているバイリーは開始わずか15分、相手のアルミケ・ムサ・エンジェイ(Almike Moussa N'Diaye)の胸にスパイクがめり込むタックルを浴びせ、一発レッドカードとなった。倒れたエンジェイは担架で運び出され、地元の病院へ運び込まれた。

 イエールのムラド・ブジェラル(Mourad Boudjellal)会長は、エンジェイがその後40キロ離れた別の病院へ移され、集中治療室(ICU)に入ったと明かし、「すべてうまくいくことを願っている。彼は素晴らしい男で、われわれの中でも最高の選手の一人だ」と話した。

 イエールのコーチングスタッフは、会長よりもエンジェイの状態を楽観している。アシスタントコーチは現地ラジオに対して「実際の負傷の程度よりも恐ろしく見えるが、深刻なものではない。脳振とうかもしれない」と話し、「バイリーはすぐにこちらの更衣室へ来てユニホームを提供し、最新の状況を聞いてきた」と明かした。

 マルセイユは残りの試合を10人で戦うことを余儀なくされたが、力の差を見せて2-0で勝利している。(c)AFP