【1月7日 AFP】3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表メンバーの一部が6日に発表され、米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)に所属する大谷翔平(Shohei Ohtani)らが選ばれた。都内で会見に出席した大谷は「優勝だけ目指して頑張りたい」と意気込みを語った。

 2017年の前回大会はけがで欠場し、これがWBC初出場となる28歳の大谷は、サンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)のダルビッシュ有(Yu Darvish)や、プロ野球(NPB)・千葉ロッテマリーンズ(Chiba Lotte Marines)の佐々木朗希(Roki Sasaki)ら、代表チームを率いる栗山英樹(Hideki Kuriyama)監督が先行して発表した12選手の一人に選ばれた。

 2006年の第1回大会から連覇を達成した日本代表の一員になるのは、大会を見ていた頃から「夢」だったという大谷。当時のことを「野球を学生でやっていて一番楽しい時期」と振り返り、「日本のトップの選手たちが一つのチームで他の国のトップ選手たちとやっているのを見るだけでわくわくしていたので、今度は自分がその立場になって、いいプレーを見せられるように頑張りたい」と話した。

 今年のWBCにはMLBのスター選手たちが出場の意向を表明しており、これまで以上にレベルの高い大会となる。中でも米国代表は、エンゼルスで大谷のチームメートであるマイク・トラウト(Mike Trout)を筆頭に、スター軍団を形成するとみられる。

 大谷も「あんなにすごい選手たちが集まるとは正直思っていなかった」としつつ、厳しい戦いを楽しみにしている様子だった。また、「米国に限らず、本当にトップのトップが集まっているなという印象を受ける」とし、「難しい戦いになるのは分かりきっていると思いますけど、精いっぱい日本の野球で頑張っていきたい」と語った。(c)AFP