【10月2日 AFP】米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)は1日、大谷翔平(Shohei Ohtani)と来季年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約を結んだと発表した。

 年俸調停の権利を持った選手としては、2020年にムーキー・ベッツ(Mookie Betts)がボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)と結んだ2700万ドル(約39億円)を上回り、過去最高額となった。昨季の300万ドル(約4億3400万円)、今季の550万ドル(約8億円)からは大幅増で、年俸は全額保証。大谷は来季終了後にはフリーエージェント(FA)権を獲得する。

 昨季ア・リーグの最優秀選手(MVP)に輝いた28歳の大谷は、今季ここまで投手として161回を投げて15勝8敗、防御率2.35、213奪三振を記録している。打者としては152試合に出場して打率.276、34本塁打、94打点、29二塁打、11盗塁をマーク。勝利数と防御率、奪三振数、本塁打数はア・リーグのトップ4に入っている。

 大谷が奮闘する一方で、チームは間もなく7年連続となる負け越しでのシーズン終了を迎える。エンゼルスがポストシーズンに進出したのは2014年が最後で、ポストシーズン白星は2009年を最後に遠ざかっている。(c)AFP