【1月5日 AFP】ドイツは2022年、再生可能エネルギーの使用が過去最大となったものの、ロシアのウクライナ侵攻により石炭・石油の使用が増えたことから、二酸化炭素(CO2)排出量の削減目標を達成できなかったとする報告書を、ドイツの気候シンクタンク、アゴラ・エネルギーベンデ(Agora Energiewende)が4日に公表した。

 昨年の電源構成における再生可能エネルギーの割合は46%で過去最高だった。一方、温室効果ガス排出量は7億6100万トンで、21年より1トン減少したものの、22年の目標だった7億5600万トンを上回った。

 アゴラのドイツ部門代表シモン・ミュラー氏は「家庭や産業部門でのエネルギー消費量は大幅に削減されたにもかかわらず、CO2排出量は高い水準を維持している」と述べた。

 ドイツ政府は、20年までに1990年比でCO2排出量40%削減を目指していたが、いまだ達成できていない。

 22年の排出量は1990年比では39%減だった。

 22年のエネルギー消費量は前年比で4.7%減少したが、政府がロシア産天然ガスの供給の減少分を補うため、石炭・石油の使用を引き上げたため、消費量の削減分が相殺されたという。(c)AFP