【1月5日 AFP】英スコットランドのエディンバラ動物園(Edinburgh Zoo)は4日、同園で飼育するパンダ「ティアン・ティアン(甜甜、Tian Tian)」と「ヤン・グァン(陽光、Yang Guang)」を今年10月にも中国に返還すると発表した。

 スコットランド王立動物学協会(RZSS)は、返還前に同園で「盛大なお別れ会」を開催すると述べた。

 2頭は2011年12月、中国野生動物保護協会(China Wildlife Conservation Association)との10年間の貸与契約に基づき同園にやってきた。貸与期間が2年延長され、今年10月末にも中国に返還される予定。

 2頭は人気となり、パンダの毛皮を表す黒、白、グレーと、中国を象徴する赤をあしらった特別なタータンもデザインされた。

 2頭は自然交配には至らず、2013年に人工授精を行ったが妊娠しなかった。ヤン・グァンはその後、精巣がんの治療を受け、精巣を摘出した。(c)AFP/Stuart GRAHAM