【1月5日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のバッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)は4日、試合中に心停止となったダマー・ハムリン(Damar Hamlin)について、容体に改善が見られたが、依然として重体だと発表した。

 24歳のハムリンは、2日のシンシナティ・ベンガルズ(Cincinnati Bengals)戦で相手のティー・ヒギンズ(Tee Higgins)にタックルした際、胸を強打して倒れた。その後、医師はフィールド上でハムリンの心拍を回復させ、ハムリンは救急車で病院に搬送された。

 コメントを発表したビルズは「ダマーは昨日と夜の間に改善の兆しが見られたが、依然として集中治療室(ICU)に入っており、重体だ」と明かし、「引き続き集中治療室に入り、医療チームの観察と治療を受ける」とした。

 ビルズとベンガルズの試合は、アクシデントがあった第1クオーターで中断となり、そのまま延期となった。NFLは週内には再開しないとしつつ、試合を完了させるかどうかも明言していない。

 ビルズは8日にニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)戦を控えており、選手たちはこの日から練習に復帰した。(c)AFP