【1月7日 CGTN Japanese】中国東部の江西省(Jiangxi)湖口県(Hukou)にある長江鄱陽湖水生生物保護センターがこのほど一般向けにオープンしました。中国初の総合的な淡水魚の科学知識普及を目的とした施設となります。

 同センターは科学知識の普及、水生生物の保護と救助、魚類遺伝資源の保護と研究開発などを一体化させた総合的な基地として、水生生物科学普及教育センター、スナメリ入居地保護センター、淡水魚遺伝資源保護センター、特色農業・林業育種センター、生態療養センターの5つのセンターが設置され、長江流域の絶滅危惧種水生生物の保護、繁殖、遺伝子資源の備蓄と科学普及を行う予定です。

 現在、同センターでは長江と鄱陽湖流域特有の魚類を立体的かつ体系的に展示しています。カラチョウザメ、エンツュイ(長江の美人魚と呼ばれる観賞魚)、オオサンショウウオ、タイガーショベルノーズキャットフィッシュなど120種以上1万2000尾や貴重種のサンプルが館内に展示され、人々の水生生物の多様性保護の意識が喚起されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News