【12月29日 AFP】22-23フランス・リーグ1は28日、第16節の試合が行われ、ASモナコ(AS Monaco)はオセール(AJ Auxerre)を3-2で下し、17歳の新星FWエリゼ・ベン・セギル(Eliesse Ben Seghir)が2得点を挙げる活躍を見せた。

 17歳10か月のベン・セギルは、元フランス代表のティエリ・アンリ(Thierry Henry)がモナコ時代の1995年にマークした、リーグ1における2ゴールの年少記録には2か月届かなかったが、アーセナル(Arsenal)などでも活躍したレジェンドを彷彿(ほうふつ)とさせる輝きを放った。

 前半終了間際にPKでゴールを挙げたウィサム・ベン・イェデル(Wissam Ben Yedder)に代わり、後半から出場したベン・セギルは、58分に初ゴールを挙げると、2-2で迎えた85分にはペナルティーエリアの外からカーブのかかった一発を沈め、これが決勝点となった。

 勝利したモナコは勝ち点を30に伸ばし、暫定5位に浮上している。

 来年2月に18歳を迎えるベン・セギルは、モロッコにルーツを持ち、仏サントロペ(Saint-Tropez)で育った。U-18世代ではフランス代表を選択したものの、どのA代表でプレーするかについては決断を下していない。(c)AFP