K2戦車(c)news1
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【12月29日 KOREA WAVE】K9自走砲は155㎜52口径の長砲身を採用し、最大射程距離が40キロに達する。爆弾の爆圧や破片も防ぐことができる自走砲の名品だ。

競争モデルであるPzH2000、M109よりスピードが速く、世界の自走砲の輸出シェアで60%を占めるなど、広く普及している。

K9自走砲とともに注目されるのはK2戦車だ。

ルーマニアは、老朽化したT55とTR85に代わる戦車として、米国のエイブラムスM1A2とドイツのレオパルド戦車をてんびんにかけていたが、最近になってK2戦車も候補に上がっているとルーマニアメディアなどが伝えた。

K2戦車は、韓国陸軍の3.5世代戦車で、山岳地形が特徴である我が国で性能を発揮できるように優れた懸架装置(サスペンション)を備えている。このため、山岳地帯の多いルーマニアでも適合性が高いと見られている。

何よりも標的を素早く強力に撃破する主砲は、既存の戦車の砲身より口径が大きく、命中率と貫通力に優れていると評価されている。

また、戦闘中の自軍と敵軍を識別する装置や、射撃目標を自動で追跡する機能など、先端技術が導入されている。さらに、水深4.1メートルまで潜水できる能力も備え、河川地帯でも作戦の遂行が可能だ。

この結果、ルーマニアはK21歩兵戦闘車両と火薬工場も交渉のテーブルに載せると見られている。

こうした中、ルーマニアの首相と国防相、経済相、下院議長らが20~24日、韓国を訪問した。首相の訪韓は9月以来、3カ月ぶりだ。不安定な国際情勢により武器の需要が増え、K-防衛産業がグローバル兵器市場でダークホースに浮上している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News