【12月29日 AFP】ウクライナ軍は28日、AFP記者団を同国東部の前線に案内し、フランスから供与されたカエサル(Caesar)155ミリ自走榴弾(りゅうだん)砲が実戦使用される様子を公開した。

 カエサル砲の公開は、セバスチャン・ルコルニュ(Sebastien Lecornu)仏国防相のキーウ訪問に合わせたもの。2月にロシアがウクライナに侵攻して以降、ルコルニュ氏が同国を訪問するのは初めて。

 カエサル砲は精度の高さで知られる。フランスは、ウクライナへの軍事支援として、対戦車・対空ミサイルや装甲車に加え、カエサル砲18両を提供しており、今後さらに6~12両を供与する予定だ。

 ウクライナ兵の一人は、カエサル砲を「速くて、効率が良く、正確で、とても使いやすい武器だ」と評価し、追加供与を望んでいると語った。(c)AFP