キリオスがユナイテッドカップ欠場 ナダルが称賛した直後に発表
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【12月28日 AFP】男子テニスのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)が28日、男女混合の国別対抗戦「ユナイテッドカップ(2023 United Cup)」を欠場することを開幕前日に発表し、チームメートを驚かせている。
ユナイテッドカップはシドニー、ブリスベン(Brisbane)、パース(Perth)で行われる新しい大会で、キリオスはラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)との対戦が組まれていたが、ファンは注目の一戦を目にする機会を奪われる形となった。ナダルとは、代わりにアレックス・デミノー(Alex de Minaur)が対戦する。
オーストラリアのサマンサ・ストーサー(Samantha Stosur)共同監督によれば、キリオスの欠場について知ったのは、チームが予定されていた会見に臨む数分前だったという。豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)は、キリオス陣営の言葉として、前週にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)で行われたエキシビション大会で、キリオスが足首を負傷したと伝えた。シドニーへ戻った後の27日に練習を行い、それから欠場を決めたという。
欠場が決まる前、四大大会(グランドスラム)22勝を挙げているナダルは、キリオスはグランドスラム優勝に必要な「あらゆる武器を持っている」と評価し、キリオスのグランドスラムでの躍進を予測していた。
ナダルは「彼がローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)をあまり好きではないのは知っているが、そこまで嫌がっているのは一つだけのようだ」と話し、「残りの(グランドスラムの)大会で言えば、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)で決勝に進出し、ニューヨーク(全米オープン<US Open Tennis Championships>)でも準々決勝でいいところまで行き、かなり大きなチャンスがあったと思う」と語った。
「出場するどの大会でも優勝できる力がある。誰と対戦しても勝てるだけのあらゆる才能と武器を持っていて、もちろん勝つことができる」
全豪オープンは来年1月16日に開幕する。(c)AFP