侵攻目的は「ロシア国民の団結」 プーチン氏、西側が「分断」試みと非難
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【12月26日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、25日放映の国営テレビのインタビューで、西側諸国は「ロシアを分断させようとしている」と非難した。その上で、ウクライナ侵攻の目的は「ロシア国民を団結させること」にあると述べた。
プーチン氏はこれまで「歴史的ロシア」と称する概念に基づき、ウクライナ人とロシア人は「一つの民族」だとの持論を展開し、ウクライナの主権を否定し侵攻を正当化してきた。
インタビューでは、「地政学面での敵がロシア、すなわち『歴史的なロシア』を分断させようとしている」「分断と征服こそ連中が常に達成しようとし、今も狙っていることだ」と主張。「われわれの目標は異なる。ロシア国民を団結させることにある」「(ロシアは)正しい方向に向けて行動している。国益や市民・国民の利益を守ろうとしている」と訴えた。
ロシアには和平交渉に臨む用意があるとも改めて表明。米国がウクライナに供与を約束した迎撃ミサイルシステム「パトリオット(Patriot)」について問われると、「もちろん100%破壊する」と答えた。(c)AFP
