ウクライナ「戦争」と表現のプーチン氏に法的措置を ロシア地方議員
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【12月24日 AFP】ロシア・サンクトペテルブルク(St. Petersburg)のニキータ・ユフェレフ(Nikita Yuferev)議員は22日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領がウクライナでの「特別軍事作戦」を「戦争」と表現したとして、法的措置を取るようソーシャルメディアで呼び掛けた。
プーチン氏は22日の記者会見で、可能な限り早期に「この戦争を終結」させたいと述べていた。
ロシア政府はウクライナ侵攻を「特別軍事作戦」と表現しており、誤った情報を拡散した者を訴追する法律も制定している。
ユフェレフ議員は「ウラジーミル・プーチンはこの戦争を戦争と呼んだ。特別軍事作戦を終わらせる大統領令はなく、戦争とも宣言されていない。プーチンが軍に関する『フェイクニュース』を広めたことで審判を下されるよう当局に嘆願書を送付した」とし、検事総長や内相に宛てた嘆願書の画像を投稿した。
ロシアの裁判所は今月、ウクライナ侵攻に関して「誤った情報」を拡散したとして、野党指導者イリヤ・ヤシン(Ilya Yashin)被告に対して矯正労働収容所での懲役8年6月を言い渡している。(c)AFP