【12月24日 AFP】英大衆紙サン(Sun)は23日、英人気自動車番組「トップギア(Top Gear)」の元司会者ジェレミー・クラークソン(Jeremy Clarkson)氏(62)が、ヘンリー英王子(Prince Harry)の妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)に対する嫌悪をつづったコラムを掲載したことに対し、謝罪文を公開した。

 クラークソン氏は17日付のコラムで、メーガン妃のことが「大嫌いだ」と明言し、同妃が「英国中の町を裸で引き回され、『恥を知れ!』と叫ぶ群集に排せつ物を投げ付けられる日」を夢見ていると書いていた。

 英国の新聞と出版業界による自主規制機関「IPSO」に苦情が2万件以上寄せられたほか、スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン(Nicola Sturgeon)首相や作家のフィリップ・プルマン(Philip Pullman)氏、サディク・カーン(Sadiq Khan)ロンドン市長ら著名人からも批判の声が上がっていた。

 コラムは、米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)が最近配信したヘンリー王子夫妻のドキュメンタリー番組「ハリー&メーガン(Harry & Meghan)」に対する反応として書かれたものだった。サン紙はクラークソン氏の依頼を受け19日にウェブサイトから削除していた。

 サン紙はウェブサイトで「掲載を遺憾に思う。心からおわびする」と謝罪。「コラムニストの意見は個人のものだが、新聞社としては、表現の自由に責任が伴うことを認識している」としている。同コラムはアーカイブからも削除するという。

 クラークソン氏はツイッター(Twitter)で、あの表現は米人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)」のシーンに言及したものだったと弁明。「非常に多くの人々から反発を受けた」とし、「これほど大勢の人々を不快にさせたことに自分でもショックを受けている。今後はもっと気を付けるつもりだ」と投稿した。

「ゲーム・オブ・スローンズ」には、女性の登場人物が裸で通りを歩き、民衆に汚物を投げ付けられる有名な場面がある。(c)AFP