仏パリで銃撃 3人死亡、容疑者拘束
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【12月23日 AFP】(更新)フランスの首都パリ中心部で23日、69歳の男がクルド人の文化施設などを銃撃し、3人が死亡、3人が負傷した。目撃者や検察当局が同日明らかにした。拘束された男は、過去に人種問題が絡む暴力行為に及んだとされる人物だという。
事件は正午(日本時間午後8時)前、店舗やレストラン、バーなどが立ち並び、多くの人でにぎわう10区で発生。白昼に銃声が響き渡ったことで、現場周辺はパニックに陥った。
パリ検察によると、負傷している3人のうち1人は集中治療室(ICU)で治療を受けており、さらに2人が重傷を負っている。また容疑者は、2021年12月に移民2人を刃物で襲撃した疑いが持たれていた人物だという。
警察筋は検察の発表の前に、容疑者はフランス国籍の「白人」で、2016年と21年に殺人未遂事件を起こしていたと明かしていた。
今回の銃撃の動機は不明だが、容疑者や銃撃発生現場の特徴などから、人種問題が絡んでいる疑いが浮上している。(c)AFP