【12月23日 AFP】ワールドラグビー(World Rugby)は22日、試合時間短縮を目指してゴールキックに時間制限を設けるなど、来年1月1日から新規則を導入することを発表した。

 今後はコンバージョンキックは90秒以内、ペナルティーキックは60秒以内に蹴らなければ無効になる。このシステムはすでに、仏リーグ・トップ14で使用されている。

 時間短縮に向けては他にも、スクラムは30秒以内に準備を開始する、ラインアウトは遅延なく形成する、時間を浪費しないという三つのルールが追加され、いずれも違反した場合は相手のフリーキックとなる。

 また、テレビジョン・マッチ・オフィシャル(TMO)への依存度を下げることや、給水係の関与を減らすといった方針も示された。

 ルール変更後の最初のテストマッチは、来年2月4日に開幕するシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2023)となっており、同9月8日からはW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)が開催される。(c)AFP