【12月21日 AFP】米ツイッター(Twitter)のイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)は21日、自身の進退をユーザーに問い掛けた投票で過半数から辞任を求められた結果を受け、CEOを辞任すると表明した。

 マスク氏は「この仕事を引き受けるほど愚かな人物を見つけ次第、CEOを辞任する!」とツイッターに投稿。今後はソフトウエアとサーバー部門の運営のみに携わるとしている。

 マスク氏は18日、自身のアカウントで「ツイッターCEOを辞任すべきか」とユーザーに問い掛け、進退を伺う投票を開始。事前に「投票結果に従う」と述べていた。翌19日に判明した結果によると、約1000万のアカウントから投票があり、全体の57%から辞任を求められた。

 これに対し同氏は20日、ボット(不正プログラム)によって投票が操作された可能性があるとの考えを示していた。

 同氏は10月27日にツイッターを買収して以降、従業員の半数を解雇し、極右の人物のアカウントを復活させる一方、ジャーナリストのアカウントを凍結したり、これまで無料で提供してきたサービスを有料化しようとしたりするなど、繰り返し物議を醸している。(c)AFP