【12月19日 AFP】米ツイッター(Twitter)のイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)は18日、自身のアカウントで「ツイッターCEOを辞任すべきか」とユーザーに問い掛け、進退を伺う投票を開始した。

 マスク氏は「投票結果に従う」としている。締め切りは米東部時間19日早朝に設定されている。

 ツイッターは18日、フェイスブック(Facebook)やインスタグラム(Instagram)をはじめとする他のインターネット交流サイト(SNS)へのリンクを含む投稿を禁止すると発表し、物議を醸していた。

 特定のソーシャルメディアプラットフォームの無料プロモーションは今後認めないとしたほか、有料広告を除き、ツイートとアカウントの両方で、URLやアカウント名を記載して他SNSへ誘導する行為を禁止し、違反する投稿は削除するとした。

 マスク氏による買収後のさまざまな変更を受け、ツイッターユーザーの間ではフォロワーに他SNSでの自分のアカウントを紹介する動きが広がっている。

 新たな運営方針に対し、ツイッターの共同創設者で昨年CEOを退任したジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏は「なぜ?」とだけ投稿した。

 ただ、マスク氏は発表の数時間後に新方針を事実上撤回したようだ。幾つかの著名アカウントが新方針に従って凍結された後、マスク氏は、個々のツイートではなくアカウントの「主要」目的が競合他社の宣伝である場合にのみアカウントを凍結すると投稿した。さらに、「今後は大きな方針変更については投票を行う。申し訳ない。もう二度としない」と述べた。(c)AFP