【12月15日 AFP】サッカー元イタリア代表のジャンルカ・ヴィアッリ(Gianluca Vialli)氏が14日、同国代表での職務を一時的に停止し、長期にわたる膵臓(すいぞう)がんとの闘いに専念すると明かした。

 イタリアサッカー連盟(FIGC)を介してヴィアッリ氏は、「素晴らしいがん専門医チームとの長い議論の末、現在および将来のプロとしての活動を、一時的であることを願って、停止することに決めた」とコメント文を発表。「精神的、肉体的なエネルギーを全てこの病気を克服するために使い、できるだけ早く皆さんと新しい冒険ができるようにするのが私の目標だ」と説明した。

 ヴィアッリ氏は初めて膵臓がんと診断された2年後に、1980年代から90年代初頭にかけてコンビを組んで同国セリエAのディフェンスを恐怖に陥れた盟友ロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督をサポートするため、同国代表の団長に就任していた。

「ゴールの双子」と呼ばれたストライカーのヴィアッリ氏とマンチーニ氏は、サンプドリア(Sampdoria)で、1990-91シーズンのリーグ優勝をはじめ、欧州カップウィナーズカップ(UEFA Cup Winners' Cup)、3度のイタリア杯(Italian Cup)のタイトルを獲得した。(c)AFP