【3月29日 AFP】サッカーイタリア代表のロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督は28日、続投を示唆した。欧州王者のイタリア代表は24日、W杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選プレーオフの準決勝で北マケドニアに敗退し、2大会連続でW杯出場を逃した。

 イタリア代表史上最悪とも言える黒星を受け、辞任もささやかれているマンチーニ監督。続投を断言はしなかったが、「われわれ」という意味の「noi」という言葉を使いながら今後について言及した。

 29日に敵地コンヤ(Konya)で行われるトルコとの国際親善試合を前に、記者会見に臨んだマンチーニ監督は「ここ数日、(イタリアサッカー連盟<FIGC>のガブリエレ・グラビーナ<Gabriele Gravina>)会長と話をしており、われわれはほぼ全ての点で共通の考えを持っていると思う」とコメントした。

「近日中に再び話し合う予定。この試合の後にもう一度会って、今後に向けた改善点を話し合う。それだけだ」

 イタリアが前回大会の出場権を逃した後の2018年5月に就任したマンチーニ監督は、カナダ、メキシコ、米国の共催となっている2026年大会まで契約を残している。

 北マケドニア戦後、キャプテンのDFジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)とグラビーナ会長は、マンチーニ監督の続投を望んでいると話していた。

 また、この試合には出場できなかったものの、これまでチームの中心選手として活躍してきたDFレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)も「ピッチ上や控室など、何らかの形で監督に関わったことがある人なら誰でも、彼と一緒に続けることだけを望んでいる」と語るなど、指揮官を支持している。(c)AFP/Terry DALEY