【12月14日 AFP】米国のロイド・オースティン(Lloyd Austin)国防長官は13日、アフリカ諸国との首脳会議で、中国とロシアの関与が強まればアフリカは「不安定化」する恐れがあると警告した。

 オースティン氏は首都ワシントンで3日間の日程で開催中の同会議の冒頭、複数の首脳を交えた討論で「中国とロシアの動きの組み合わせは注視する必要がある。両国の影響力は不安定化につながりかねない」と述べた。

 中国については、経済的な影響力の強化を通じて「1日単位で」アフリカでの地盤を固めていると指摘。「厄介なのは行動に必ずしも透明性が伴っていないことだ。そのために問題が生じ、いずれは不安定化を招きかねない」と批判した。

 ロシアに関しては「安価な武器」を売り付け、アフリカ各地に「傭兵(ようへい)を送り込んでいる」と非難した。(c)AFP