【12月14日 AFP】13日に行われたサッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)準決勝で敗れたクロアチアのズラトコ・ダリッチ(Zlatko Dalic)監督は、アルゼンチンに与えられたPKの判定が試合の様相を変えたと振り返った。

 アルゼンチンはフリアン・アルバレス(Julian Alvarez)がGKドミニク・リバコビッチ(Dominik Livakovic)と接触して得たPKを、リオネル・メッシ(Lionel Messi)が蹴り込んで先制点を挙げた。

 PK直前にクロアチアにCKが与えられるべきだったと主張したダリッチ監督は「すべてがわれわれの手中にあった。(試合開始後の)30分は良いプレーでボールを保持していた。脅かしてはいなかったが、支配はしていた」とすると「得点を許したが、非常に疑わしい。あのゴールが試合を別の方向に動かした」と述べた。

 また指揮官は、チームに本物の点取り屋がいなかったことを嘆いた。

 クロアチアはほとんど決定的なチャンスをつくれず、試合を通して枠内シュートは2本だけだった。

「アルゼンチンの勝利を祝福する」とコメントした指揮官は、チームが「良い状況」をつくり出しながらも、はっきりとしたチャンスがなかったと述べた。

「すべての準備を整えたが、本物のストライカーがいなかった」

「試合に敗れた。選手に関しては何の文句もない。彼らは大会を通してベストを尽くした」 (c)AFP