【12月13日 AFP】サッカークロアチア代表のズラトコ・ダリッチ(Zlatko Dalic)監督は12日、アルゼンチンと激突するW杯カタール大会(2022 World Cup)準決勝が、国の歴史において「最高の試合」として記憶されるよう望んでいると語った。

 人口400万人に満たないクロアチアはまたも予想を覆し、2大会連続となる決勝進出まであと90分と迫っている。

 4年前のロシア大会(2018 World Cup)決勝でフランスに敗れたクロアチアを率いるダリッチ監督は「2大会連続でW杯4強に入るというのは、クロアチアにとって並外れた成功だ」としつつ、「とはいえ、われわれはもっと上を求めている」と述べた。

「私は楽観的で選手たちに全幅の信頼を寄せている。彼らは素晴らしい質の高さと個性の強さを見せていて、決勝へ進むにふさわしい」

 ロシア大会と同様に、クロアチアは4強入りまで日本戦とブラジル戦で2度のPK戦を戦った。1998年のフランス大会(1998 World Cup)で3位に入って以降、クロアチアは国際主要大会のトーナメント戦で、90分以内での勝利を挙げたことがない。

「2戦とも延長となり、かなりの疲労がある。それでもW杯の準決勝にいるのだから、疲れなどは関係ない」と指揮官は語った。

「われわれはまだ強く、疑いなくエネルギーと熱意を持っている。これまでの試合と同じように全力を尽くす。アルゼンチン戦でも同じようにやって、ベストを尽くす。けがの問題もない。疲れも感じていない」

「勝利すれば、クロアチア史上最高の試合になるだろう」 (c)AFP/Martyn WOOD