【12月14日 AFP】フランスラグビー連盟(FFR)のベルナール・ラポルト(Bernard Laporte)会長が13日、汚職の罪で執行猶予付き禁錮2年の判決を受け、ラグビーW杯フランス大会(2023 Rugby World Cup)までわずか9か月となる中で、同国のラグビー界が揺れている。

 ラポルト会長は、代表ユニホームのスポンサー契約で、仏リーグ・トップ14王者のモンペリエ(Montpellier Herault Rugby)を保有する大富豪のモヘド・アルトラッド(Mohed Altrad)氏に便宜を図り、有罪判決を受けた。

 さらにラポルト氏は、ラグビー関連の役職に就くことを2年間禁止されたが、弁護士によればラポルト氏は異議申し立てを間もなく行う予定で、そちらの結果が出るまで処分は保留となっている。しかしながら同氏は、ワールドラグビー(World Rugby)の副会長から退任すると表明。今後はワールドラグビーの倫理担当官による審査を待つことになる。(c)AFP