ハルマゲドン、ロンドン橋、A4… 2022年のキーワード
このニュースをシェア
■ロー対ウェイド
保守派の判事が多数を占める米連邦最高裁判所は、女性の中絶の権利を定めた1973年の「ロー対ウェイド(Roe v. Wade)判決」を覆す歴史的な判決を下した。同裁は各州に判断を委ね、複数の保守州が中絶処置の制限や禁止に動いた。首都ワシントンなどでは直後から抗議デモが行われ、問題をめぐる世論の分断が改めて浮き彫りになった。
■クワイエット・クイッティング
直訳すれば「静かにやめる」という意味で、英国やオーストラリアで選ばれた「今年の言葉」の一つ。雇用主への抗議やワーク・ライフ・バランスの改善のため、必要最低限の仕事だけを行うことを指す。動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」への7月の投稿をきっかけに広がったとみられており、特に米国で働き過ぎの問題に関する議論を巻き起こした。
■レタスの勝利
英国のリズ・トラス(Liz Truss)前首相が混沌(こんとん)の中で退任に追い込まれようとしていた際、英誌エコノミスト(Economist)は、トラス氏の任期は「レタスの賞味期限とほぼ同じ」だとツイッターに投稿した。大衆紙デーリー・スター(Daily Star)はこれに乗じ、トラス氏の写真の横に目玉をつけたレタスを置き、ライブ動画を配信。トラス氏の首相在任期間はわずか44日で、「賞味期限」競争はレタスの勝利に終わった。
■トマトスープ
英ロンドンのナショナル・ギャラリー(National Gallery)で10月、化石燃料の消費が気候変動に与える影響に注意を喚起しようとする環境保護団体が、ビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)の作品「ひまわり(Sunflowers)」にトマトスープをかけた。これをきっかけに、同様の騒動が相次いで発生。気候変動問題に警鐘を鳴らす勇気ある行動との見方がある一方で、類似の抗議が繰り返されることでインパクトが弱まり、逆効果になるとの指摘もある。
■A4
中国各地で抗議行動が展開された。当初は厳格な新型コロナウイルスの規制への抗議だったが、後により広範な政治に対する不満が噴出した。デモ参加者はA4サイズの白紙を掲げることにより、連帯と、言論の自由が認められていない現状への反発を示したことから、一連の抗議は「A4デモ」とも呼ばれた。(c)AFP