【12月13日 AFP】米軍高官は12日、ロシア軍はウクライナ侵攻に使用する最新の火砲弾薬やロケット弾を調達できなくなり、来年初めには信頼性の低い古い弾薬に切り替える公算が大きいとの見方を示した。

 同高官は記者団に対し、ロシア軍の新規の弾薬供給は「急速に逼迫(ひっぱく)しており、現在のペースでの攻撃を維持するなら来年初めまでしかもたない公算が大きい」と指摘。そうなれば「性能の劣る弾薬を使用せざるを得なくなるだろう」と語った。

「具体的には、装填(そうてん)後にちゃんと発射でき、着弾時に爆発するよう祈るしかない」レベルの弾薬に頼ることになると説明した。

 ロイド・オースティン(Lloyd Austin)米国防長官は先月末、ロシア軍の弾薬不足は同軍の兵たんの問題に加え、同軍の兵器保管施設をウクライナ側が攻撃したことによる影響も大きいと述べていた。(c)AFP