【12月13日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のリオネル・スカローニ(Lionel Scaloni)監督は12日、W杯カタール大会(2022 World Cup)準々決勝のオランダ戦で短気な振る舞いをした選手たちに批判が集まっていることを受け、試合は「正しいやり方」でプレーされたと擁護した。

 通算2度のW杯制覇を誇るアルゼンチンは前週、ルサイル・スタジアム(Lusail Stadium)で行われたオランダとの準々決勝で2点を先行しながら追いつかれたが、最終的にはPK戦を4-3で制して勝ち上がった。

 しかし、この試合はイエローカード18枚が飛び交う大荒れの展開で激しい言い合いが起きる場面が何度もあり、国際サッカー連盟(FIFA)は両チームを対象に処分の手続きに入った。

 アルゼンチンはゴンサロ・モンティエル(Gonzalo Montiel)とマルコス・アクーニャ(Marcos Acuna)が累積警告で準決勝に出られなくなったが、44歳のスカローニ監督はクロアチアとの大一番を翌日に控えた記者会見で「先日の試合は、両チームとも正しいやり方でプレーした」とし、「攻撃するときもあれば、守るときもあり、言い合いになるときだってあるだろう」と選手たちを擁護した。

「われわれは皆、勝ち方負け方を知っている。(グループ初戦の)サウジアラビアに敗れたとき、われわれは何も言わずに去った。ブラジルで行われたコパ・アメリカ(2021 Copa America)で優勝したときは、(ブラジル代表の)ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が、リオネル・メッシ(Lionel Messi)、(レアンドロ・)パレデス(Leandro Paredes)とマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)の階段で一緒にいるというサッカー界でも最も美しい光景の一つを目にしたはずだ」

「われわれが、勝ち方を知らないという意見には納得できない。あの試合は正しいやり方でプレーされていた」 (c)AFP/Andy SCOTT