ウクライナ南部に無人機攻撃 停電被害150万人超
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【12月11日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は10日、南部オデーサ(Odessa)が前夜にイラン製無人機を使ったロシア軍の攻撃を受け、現在150万人以上が電力供給を絶たれた状況にあると明らかにした。
オデーサ州エネルギー当局は、電力設備の修復には数週間から3か月かかる見通しだと説明。キリロ・ティモシェンコ(Kyrylo Tymoshenko)大統領府副長官によると、電力使用は産科病棟を含む医療施設など重要インフラのみに制限されている。
マクシム・マルチェンコ(Maksym Marchenko)同州知事は「州内のほぼ全地域が停電している」と発表。ウクライナ軍防空部隊が無人機2機を撃墜したとしている。
ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は8日、ウクライナの電力インフラへの攻撃を今後も継続する考えを表明していた。(c)AFP